多くの企業はいまやSNSを使って、マーケティングを行っています。中にはフォロワーの増加や商品の売り上げアップに貢献できた事例もあります。
自社もSNSを使ってマーケティングをしたいと思っているところはあるはずです。しかし、どうやればいいのか分からない、どんなツールがあるのか知りたいと思っているでしょう。
そこで、本記事では企業がSNSを用いてマーケティングを行う方法や成功するためのヒント、そして成功した企業事例を詳しく解説します。SNSを活用してマーケティングを行いたいと思っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目 次
01. SNSの種類とそれぞれの特徴
まずは、SNSの種類とそれぞれのツールの特徴を紹介します。
特徴:友達申請をすると、つながりを広められる
画像つきで日記などが投稿できるSNS
メインターゲット:40~60代
アクティブユーザー数:2600万人
Facebookは、日本で約2600万人のユーザー数を誇るSNSです。文章や画像を使って、自分の日常を投稿できます。企業や会社では、事業の紹介やボランティアなどの活動をアピールする際に使っているケースがあります。
人とのつながりは、友達申請をして、承認されると広がっていくのが特徴です。また、友達になった人には、いいねやコメントをすれば、さらに関係性が深まるでしょう。
Facebookのユーザーは主に40〜60代。そのため、若い人向けに何か情報を届けたい場合、不向きだと言えます。40〜60代のユーザーが大半ですので、住宅やゴルフなどの内容が好評かもしれません。
X(旧Twitter)
特徴:140文字以内で「自分の気持ち」をポスト
リポストされれば拡散されやすい
メインターゲット:10~20代
アクティブユーザー数:6658万人
X(旧Twitter)は、日本では約4500万人の人が利用しています。140文字以内の文章を投稿し、簡単につぶやきたい時に向いているSNSです。画像は4枚まで投稿できます。
また、現在の気持ちをつぶやきたいときにフォットし、例えば「横浜ランドマークタワーなう」、「ボウリング楽しかった」、「彼女とのデート、無事成功できた」など発信して交流できます。コメントがきた際は、ぜひ返信しましょう。
ユーザーは、主に10〜20代の若者が多いのが特徴です。世間でトレンドになっているものを投稿すれば、注目されやすくなる可能性があります。
特徴:画像投稿型のSNS
メインターゲット:10~30代
アクティブユーザー数:3300万人
Instagramは、写真投稿型のSNSです。FacebookやXと異なり、画像を投稿しないと発信できないようになっています。画像だけ投稿してももちろんOKですが、見る人に少しでも理解しやすいよう文章もつけるのがいいでしょう。写真だけでなく、動画の投稿もできます。
日本では3300万人のユーザーが利用しています。主にグルメやおしゃれな場所を投稿し、いいねを多くもらう人が多い印象です。いいねがたくさんつくよう「インスタ映え」を目的に利用する人もいます。
その他、ストーリーズというものがあり、こちらは気軽につぶやける機能です。流れている時間は24時間ですので、時間が経てば自動的に削除されます。
YouTube
特徴:動画投稿型SNS
メインターゲット:全世代
アクティブユーザー数:7120万人
YouTubeは、動画投稿型のSNSです。FacebookやX、Instagramと異なり、動画を投稿して発信するツールです。利用者の中には、投稿はせず視聴するだけの人も多くみられます。
日本では7000万人のユーザーが利用。YouTubeには数多くのジャンルがあり、全世代の人が利用しているといえます。
利用者にとって嬉しいことは、無料で動画を視聴できることです。中にはYouTuberという方がいて、視聴回数に応じて報酬を得ている人も存在します。いわゆる人気YouTuberです。
TikTok
特徴:ショート動画投稿型SNS
メインターゲット:10代
アクティブユーザー数:1700万人
TikTokは、短い時間の動画を投稿するSNSです。主に15秒〜30秒の動画が多く、短い時間の動画を楽しめる特徴があります。
主にメインユーザーは、10代です。幅広い世代の人が利用していないせいか、ユーザー数は他のSNSと比べると少ないといえます。
また、TikTokは音楽を中心に据えており、多くのユーザーが楽曲に合わせてダンスやリップシンクをする動画を楽しんでいます。音楽は動画の重要な要素です。
それから、ユーザー同士が動画にコメントやいいねを通じてリアクションをし、コミュニティを形成しています。
02. ビジネスでSNSを使ってマーケティングを行う方法
ビジネスでSNSを使ってマーケティングをするにはどうすればいいのか気になっている人は多いはずです。重要なことは、順番通り施策していくことです。
なによりも目標を達成するために、なにが必要なのか、どんなことを決めておけばいいのかはっきりとさせておくことです。目標達成のためにやるべき対策が分かっていれば、途中で悩むことがなくなるはずです。
SNSを使ってマーケティングをする際、以下の順序で取り組むようにしましょう。
ペルソナの設定
コンテンツ戦略の立案
情報発信
エンゲージメントの向上
広告の活用
効果測定と改善
以下にて、詳しく紹介していきます。
1 ペルソナの設定
まずは、ペルソナを決めましょう。ペルソナとは、対象となる人のことを指します。マーケティング活動の基礎となるペルソナを明確に設定します。
例えば、顧客の年齢、性別、興味関心、行動パターンなどを決め、ターゲティングを行うための策略を整えます。
もし海外出張で英会話を学びたいサラリーマンであれば、「30歳、独身、男性、海外が好きで外国人との関わりが多い、規則正しい生活をしている、外資系勤務」などです。この方をターゲットにする場合、経済的なゆとりがあると思われるため、高額な英会話教室の紹介がしやすいはずです。
ペルソナを決める際は、より具体的にしましょう。その顧客が求めているものやサービスが理解しやすくなります。また、適切な内容を届けることでターゲットにあった発信ができるようになります。
2 発信媒体を決める
次は、どのような方法で商品やサービスを提供していくのか決めます。SNS上で行うテキスト、画像、動画、ストーリーズ、ライブ配信など、デジタル系の媒体は必須。
自社の商品は、どの方法で顧客に訴求するのが適切なのか考えてみましょう。例えば、脱毛サロンのサービスの場合、ビフォーアフターを提供すればユーザーから高い信頼が得られるはずです。非常にひげが濃かった人がひげ跡が一切ない画像を見たら、ひげをなくしたい人にとって強く関心を持つでしょう。
他には、掃除機です。掃除機を使っている様子を動画で投稿すれば、どれくらいの吸引力なのか、汚れはどれくらいとれるのか、また利用している時の音は大きいのかなど、ユーザーは把握できます。
発信するツールは、企業によって異なります。ビジュアルで提供した方がいい場合は、動画や画像、言葉で説明した方がいいケースではテキストがおすすめです。
3 情報発信
ペルソナや発信媒体が決まったら、次は情報を発信していきましょう。情報発信は信頼を高めるためにも、長期に渡ってコツコツやっていくのがおすすめです。
投稿する際に考慮すべきこと
企業がSNSで投稿する際に、考慮すべきことがあります。まずは、ブランドの一貫性です。投稿内容が企業のブランドや価値観と一致しているかを再度確認しましょう。企業のアイデンティティや目的にあった内容であることが重要です。
そして、投稿の対象となるペルソナを明確にし、そのニーズや関心に合わせた内容を提供しましょう。ターゲット層の特性や行動パターンを理解することがカギです。フォロワーに対して有益な情報や価値を提供することはもちろん、フォロワーが興味を持ち、役立つと感じるコンテンツを発信するよう意識する必要があります。
また、フォロワーに安定感を与えるためには、定期的に投稿し、コンテンツの一貫性を保つことも重要です。フォロワーが期待する投稿ペースや内容に合わせて、戦略的にスケジュールを組み、地道に取り組んでいきましょう。
SNSは双方向のコミュニケーションの場でもあります。フォロワーとの対話を促進するために、積極的にコメントへの返信や質問への回答を行えばアカウントのエンゲージが高まります。それだけでなく、ユーザーから親近感を持ってもらえるメリットがあるため、コミュニケーションは非常に重要だと言えます。
ある程度発信してきましたら、投稿の効果を定期的に分析します。フォロワーの反応や成果を解析。データに基づいて戦略を調整し、コンテンツの改善を行うことが成功の鍵です。
SNSでは視覚的なインパクトが重要です。ブランドのデザインガイドラインに従いつつ、魅力的な画像やビデオを活用し、注意を引くコンテンツを作成しましょう。
単調な投稿にならないように、テキストだけでなく画像、動画、インフォグラフィックなど、多様な形式のコンテンツを投稿することが推奨されます。
このようなポイントを考慮することで、企業のSNS投稿が効果的になり、フォロワーとの良好な関係を築くことができます。
投稿する際の注意点
企業がSNSで投稿する際、注意点があります。万が一、不利益を被る、信頼を失うことがないよう確認しておくことをおすすめします。主な内容は、以下の3つです。
情報の信ぴょう性
誤字脱字
各SNSの利用規約を遵守する
以下にて、詳しく紹介していきます。
▶情報の信ぴょう性
SNSでの投稿では、情報の信憑性を確保することは非常に重要です。誤った情報や誤解を招く内容を配信することは、企業の信頼性を損なう可能性があります。場合によっては損害賠償があるため、少しのミスで一大事になってしまうと考えると恐ろしいことです。
誤った情報や嘘の内容を発信しないためにも、リソース元はしっかりと確認しましょう。投稿する情報の出所を入念にチェックし、信頼できる情報源からのみ情報を利用します。自社の公式発表や信頼できる公式情報をもとにした情報を優先的に発信しましょう。
特に重要なニュースや情報に関しては、複数の信頼できる情報源から事実を確認。フェイクニュースや誤情報が広まらないよう、投稿内容も注意深くチェックし、誤りがある・信頼できない内容であれば扱わないようにします。
▶誤字脱字
投稿する際には、文法や誤字脱字のチェックを怠らないことが重要です。誤字脱字があると、プロフェッショナルさや信頼性を損なう可能性があります。そうなってしまうと、顧客が離れる、信頼が危うくなるなどになりかねません。
投稿する前に文法やスペルミスを校正し、正確で読みやすいように修正します。言葉の選び方に注意し、意図しない誤解を生じないようにしましょう。
また、企業のスタイルやブランドの文書化ルールに沿って、一貫した表現も重要です。文体やテイストは、ユーザーに不信感を抱かれないように統一しましょう。
▶各SNSの利用規約を遵守する
それぞれのSNSプラットフォームには利用規約があります。これに違反するとアカウントの停止や投稿の削除などの制裁を受ける可能性があります。個人だけでなく、企業も対象になっていますので注意が必要です。
企業がSNSを活用する際には、これらの規約を厳守することが不可欠です。そのため、各SNSのコミュニティガイドラインを理解し、情報を発信する際はそれに従います。
特定のコンテンツ、例えば、ヘイトスピーチ、違法なコンテンツ、暴力的表現などのセンシティブな内容はSNSの規約で禁止されています。これらの内容は絶対に配信しないように注意しましょう。
なによりもユーザーのプライバシーを尊重することが大切です。
4 エンゲージメントの向上
投稿をある程度し、リサーチや分析、解析する必要が出てきます。それぞれのSNSのエンゲージメントを向上させるためにも、改善は必要です。
まずは、一貫した内容を投稿しているか確認しましょう。不要な情報や無駄な内容を届けていないか、チェックします。
また、フォロワーとのコミュニケーションを取れているかも再度確認しましょう。SNSは、ユーザーとコミュニケーションを取ることを目的としています。そのため、コミュニケーションのやり取りが多いと、アカウントのエンゲージメントがあがります。
そして、フォロワーからのコメントや質問に積極的に返信し、対話を深められます。フォロワーがシェアしたりコメントしたりした場合、さらに関係が促進するでしょう。
コンテンツは、高品質で興味深いコンテンツを提供し、フォロワーの関心を引きつけることが大切です。
その他、適切なハッシュタグを使用して、他のユーザーにもアピールできれば認知されやすくなります。
5 広告の活用
ゆとりがありましたら、広告も活用しましょう。広告は費用がかかりますが、認知拡大にはもってこうの方法です。
Facebook広告
Facebookの広告は、イメージ広告、ビデオ広告、リンク広告、カルーセル広告など多岐にわたります。年齢、性別、地域、興味関心など、詳細なターゲティングオプションが利用可能です。Facebook広告マネージャーを使用すれば、広告セットを作成・管理できます。
Instagram広告
Instagramの広告は、フィード広告、ストーリーズ広告、カルーセル広告、動画広告などがあります。Facebook広告マネージャーで設定したターゲティングオプションを利用します。もともと、InstagramはFacebookの傘下です。そのため、 Instagram広告もFacebook広告マネージャーが管理できます。
X(旧Twitter)広告
Xの広告形式は、プロモーテッドツイート、プロモーテッドアカウント、プロモーテッドトレンドなどがあります。キーワード、興味関心、フォロワー属性などを利用したターゲティングが可能です。 Twitter広告プラットフォームを通じて、広告キャンペーンを設定・管理します。
6 アカウントの解析・分析
各SNSを解析・分析するツールを詳しく紹介し、どんなことを把握できるのか以下にて解説していきます。
Facebookでは、以下のような分析ツールが提供されています。
Facebook Insights
Facebookページのパフォーマンスを詳細に分析できるツールです。投稿の到達数、エンゲージメント(いいねやコメント数)、フォロワーの増加などのデータを提供します。
Facebook Ads Manager
Facebook Ads Managerは、広告キャンペーンのパフォーマンスを追跡・管理するツールです。 広告の表示回数、クリック率(CTR)、コンバージョン率、費用対効果(ROAS)などの広告関連データを提供します。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)Twitterでは、企業や広告主が使用する分析ツールが以下のように提供されています。
X Analytics
Twitter Analyticsは、ツイートのパフォーマンスやアカウントの成長を分析するツールです。ポストのインプレッション数、エンゲージメント(リポストやいいね数)、フォロワー数の変化などを提供します。Xアカウントの管理者がX Analyticsにログインしてデータを確認・活用します。
Instagramでは、主にビジネスアカウント向けに以下のような分析ツールが提供されています。
Instagram Insights
投稿やストーリーズのパフォーマンスを詳細に分析できるツールです。投稿の到達数、インプレッション、エンゲージメント(いいねやコメント数)、フォロワーの属性などを提供。また、Instagramビジネスアカウントの管理者がアプリ内でアクセスし、データを確認・分析できます。
YouTube
YouTubeでは、動画クリエイターやチャンネル管理者向けに以下のような分析ツールが提供されています。
YouTube Analytics
YouTube Analyticsは、チャンネルの成長や動画のパフォーマンスを詳細に分析するツールです。 動画の再生回数、視聴時間、視聴者の地理的データ、視聴者の行動パターンなどを提供します。
TikTok
TikTokでは、クリエイターや広告主向けに以下のような分析ツールが提供されています。
TikTok Analytics
TikTok Analyticsは、投稿のパフォーマンスやアカウントの成長を分析するツールです。投稿の再生回数、いいね数、コメント数、シェア数などのデータを提供します。
03. SNSを使ったマーケティング:企業の成功事例10選
こちらでは、SNSを使ったマーケティングに成功した企業を10選ご紹介します。どのSNSを使って、なにをしたのか具体的に行った内容を知ることができます。
ぜひ参考にしてみてください。
【Facebook】SNSマーケティング成功事例2選
まずは、Facebookを活用してSNSマーケティングに成功した事例を紹介します。
株式会社島津製作所
株式会社島津製作所は、1875年に設立され、日本で最も歴史ある科学機器メーカーの一つです。最初は医療機器の製造から始まりましたが、現在では分析・計測機器、医療機器、産業機器など、幅広い分野に製品を提供しています。
そんな株式会社島津製鉄所は、Facebookにて自社の内容を発信しています。技術やプレスリリースに関する内容が多いのが特徴です。また、硬い文章で投稿しています。
事業以外にも、CSR活動やスポーツに関する内容も投稿しているため、ユーザーが親近感を持ちやすい印象です。アカウントのいいねの数が20000以上超え、認知が高いことが分かります。
株式会社フィネス
株式会社フィネスは、福岡県に立地し食品通販事業を行っている企業です。株式会社フィネスでは、Facebook広告を活用してSNSマーケティングに成功したといえます。
広告を配信する際に、広告のペルソナ設定や広告単価を最適化。また、コンバージョンAPIを活用して、コンバージョン数がなんと16%増加。コンバージョン1件の単価14%ほども削減に成功しています。
【X(Twitter)】SNSマーケティング成功事例2選
次は、X(旧Twitter)を活用してSNSマーケティングに成功した事例を紹介します。
株式会社 ジーエス・ユアサ バッテリー
株式会社ジーエス・ユアサ バッテリーは、ジーエス・ユアサは2004年に三菱電池株式会社とアメリカのユアサバッテリーが合併して設立されました。この合併により、自動車用バッテリーを中心とした大手企業としての地位を確立。
事業では、自動車用バッテリー、産業用バッテリー、リチウムイオン電池を主に扱っています。
株式会社ジーエス・ユアサ バッテリーは、Xを活用してキャンペーンを実施しています。自社の認知を拡大するため、自社アカウントのフォローと指定の投稿をリポストしてプレゼント抽選できるようなキャンペーンを作りました。
「フォロー&リツイートキャンペーン(旧Twitterの時に実施)」を行ったことで、フォロワーが増加。また、大喜利・クイズのキャンペーンも実施したことでフォロワーがますます関心を持つようになりました。
株式会社サンギ
株式会社サンギは、ハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの形態を中心に、商品の開発・販売を行っている企業です。ハイドロキシアパタイトは、人体を構成する重要な物質で、水やたんぱく質と同様に生体親和性が高い特性を持ちます。さまざまな合成方法により異なる特性を示し、広範な分野での応用が可能です。
株式会社サンギでは、美白歯磨き「アパガート」に関心を持つ人を増やすためにキャンペーンを行いました。「フォロー&リツイート」したユーザーに、商品をプレゼントする内容です。
このキャンペーンを定期的に行った結果、徐々にフォロワーが増えていきました。2024年6月時点で、フォロワーが7.2万人います。
また、株式会社サンギのSNSを知った理由は、この「フォロー&リツイート」と答えるユーザーが多かったようです。
【Instagram】SNSマーケティング成功事例2選
次は、Instagramを活用してSNSマーケティングに成功した事例を紹介します。
森永製菓株式会社
森永製菓は1899年に創業。日本で最も歴史のある菓子メーカーのひとつです。和菓子や洋菓子の製造・販売を創業当初から行い、多くの日本人に親しまれてきました。
チョコボールやDARSなどの商品を製造・販売している森永製菓株式会社は、甘酒のプロモーションをInstagramにてキャンペーンを実施。
”「#森永甘酒」「#30日チャレンジ」というハッシュタグを付けて写真投稿することで、コンテストに参加できるキャンペーンを行います。
キャンペーンの結果、期間中に2,500件以上の投稿があり、認知度向上につながりました。”
株式会社アルビオン
株式会社アルビオンは、日本の化粧品メーカーであり、高級化粧品ブランドを展開しています。1956年に設立されたアルビオンは、化粧品業界において確固たる地位を築いてきました。創業以来、革新的で高品質なスキンケア製品を提供。
株式会社アルビオンは、Instagramを活用して商品「ラプドール」の認知度向上のためフォロー&コメントキャンペーンを行いました。
キャンペーンの結果、1000件以上のコメントがきてアカウントのエンゲージメント向上に貢献。ラ プードルは6色の商品ラインナップがあります。それぞれの色ごとにプレゼントキャンペーンを実施し、お気に入りの色に応募できるようにし、魅力的なプロモーションを行うためにクリエイティブなアプローチが成功の要因だと考えられます。
【YouTube】SNSマーケティング成功事例2選
次は、YouTubeを活用してSNSマーケティングに成功した事例を紹介します。
東日本旅客鉄道株式会社
JR東日本は1987年、日本国内の国鉄分割民営化によって設立されました。本社は東京都新宿区に所在。JR東日本は、東北地方と関東地方を中心に広い鉄道路線網を運営しています。
JR東日本は、新幹線を含む主要路線と在来線を含む地方路線を運営しており、東北・関東地方および周辺地域で多くの路線を提供。代表的な新幹線には、東北新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線があります。また、在来線では多くの都市や地域を結ぶ路線網を展開しています。
そんなJR東日本は、YouTubeを活用してチャンネル登録者223万人(2024年6月時点)獲得しています。
チャンネル登録者に対して、「QuizKnock」を提供しました。この「QuizKnock」は、期間限定乗車パスのプロモーションのことです。
クイズに関する動画は、好奇心が高いペルソナに人気の内容です。新幹線内でクイズの動画を投稿したことで再生回数がなんと140万回を超え、人気拡大につながりました。
有限会社佐藤葬祭
有限会社佐藤葬祭は、主に葬式に関するマナーなどの内容をYouTubeにて投稿しています。2023年の時点でなんと登録者は9万人を超えています。
また、動画では代表取締役の佐藤信顕さんが配信しています。面白い雰囲気があり、葬式に関して楽しく学べるコンテンツだといえます。
【TikTok】SNSマーケティング成功事例2選
次は、TikTokを活用してSNSマーケティングに成功した事例を紹介します。
株式会社プレナス
株式会社プレスナは、1972年に設立され、本社は東京都中央区にあります。事業内容として、主にレストラン事業を中心に展開。また、家庭向け弁当や学校給食の提供も行い、多様な食品サービスを提供しています。
株式会社プレナスは、TikTokを活用しお弁当が作られる様子や雑学を配信しています。ユーザーにとって食欲がそそられる動画になっているのが特徴です。
三和交通株式会社
三和交通株式会社は日本の都心部でタクシー業界において活動している企業です。Tiktokでは、三和交通株式会社の関係者がトレンドの曲に合わせて踊る動画を投稿しています。
主に中年の男性が出演することが多く、愛嬌があり好意的だと評価。2024年6月の時点でフォロワーは23万人以上拡大し、認知拡大に成功しています。
まとめ
本記事では、企業がSNSを活用してビジネスで成功するための方法を紹介しました。デジタル社会の現代、企業もSNSを使って情報を発信していくことは大切です。認知拡大、信頼を高める、商品やサービスを知ってもらうためにもSNSを使わない訳にはいきません。
チラシなどのアナログだけでは、届けられる範囲が限られてしまいます。SNSは、日本全国はもちろん、海外の人にもアプローチが可能です。
一人でも多くの人にアプローチし、関心を持ってもらうためにもまだSNSを使っていないのであればぜひ活用することを検討してみましょう。
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