一昔前まではSNSというと個人がつながりを楽しむためのものでしたが、今ではSNSがマーケティングにおける重要なツールのひとつになっています。
その中でも特に存在感を放っているのがInstagramです。
今回はInstagramを活用したマーケティングがどのようなものなのか、またどのようなマーケティング手法があるのか、そのメリットやデメリットについても解説していきたいと思います。
目 次
01. そもそもInstagramを活用したマーケティングとは?
Instagramを活用したマーケティングはすでに一般的となっており、「Instagramマーケティング」という表現も当たり前に使われています。
InstagramマーケティングではInstagramを活用して、自社のターゲットにアプローチをしていくことになります。
集客はもちろん、サービスや商品の販売といったものも可能になりますし、Instagramマーケティングを通してブランディングをおこなっていくこともできます。
もちろん、だからといってただ単にInstagramのアカウントを作って情報を発信すればいいというわけではありません。
Instagramを活用したマーケティングを成功させるにはInstagramがどのようなSNSなのか、Instagramマーケティングに具体的にはどのような手法があるのかといった部分を理解していかなければいけません。
02. Instagramをマーケティングに活用する意味
Instagram以外にもFacebookやX(旧Twitter)といったSNSがあるわけですが、他のSNSがある中であえてInstagramをマーケティングに活用するのにはきちんと意味があります。
この意味というのはInstagramの特徴に深く関係してくる部分でもあります。
より直感的に情報を伝えられる
例えば、FacebookやX(旧Twitter)での情報発信というのは基本的に文章がメインになります。
文章がメインで、たまに写真を添えるといったところでしょう。
一方で、Instagramでの情報発信というのは文章ではなく、基本的には写真や動画がメインになります。
読み物として楽しむのではなく、見て楽しむものというのがInstagramにおける大きな特徴のひとつと言えます。
この特徴があるからこそ、Instagramは他のSNSと比べるとより直感的に情報を伝えられるのです。
若い世代にアプローチできる
Instagramは男女ともに多くのユーザーを抱えています。
全体としては男性が4割ほど、女性が6割ほどでやや女性のほうが多い傾向にありますが、男女ともに10代から30代までのユーザーが多いと言われています。
若い世代をターゲットにしているサービスや商品であれば、やはりInstagramを活用してマーケティングをおこなっていくのが効果的でしょう。
インスタ映えを活かせる
今では「インスタ映え」という言葉も一般的なものとなりました。
いまだにInstagramにおいては映える写真や動画といったものが人気ですし、それを活かしたマーケティングも盛んにおこなわれています。
「インスタ映え」はInstagramだからこそ成り立つものです。
画像や動画でその魅力を伝えられるサービスや商品であれば、「インスタ映え」を活かしたマーケティングでより効果を発揮できるでしょう。
ハッシュタグ検索でより多くの方に見てもらえる
もともとInstagramはかなりの規模のユーザーを抱えていますので、そこで情報を発信すれば多くの方に見てもらえるでしょう。
それに加えて、Instagramにおいてはハッシュタグ検索というものが頻繁におこなわれています。
「#(ハッシュタグ)」自体は他のSNSでも使われているのですが、Instagramはより多くのハッシュタグを使う傾向にあります。
そのため、このハッシュタグを使った検索によって、より多くの方に見てもらえるという点もInstagramならではの特徴ですし、Instagramをマーケティングに活用する意味にもつながってくるのです。
ストーリーズ機能で誘導しやすい
Instagramのストーリーズ機能を活用している方はとても多いです。
ストーリーズ機能というのは24時間限定で画像や動画をスライドショーのような形で投稿できる機能のことなのですが、このストーリーズ機能を活用することによってサイトなどへの誘導がしやすくなります。
手軽に投稿ができ、24時間限定だからこそ鬱陶しいと思われずに済むのは大きな魅力です。
03. Instagramを活用した5つのマーケティング手法
Instagramマーケティングがどのようなものなのか、またいろいろなSNSがある中でなぜあえてInstagramをマーケティングに活用するのかといった部分が理解できたところで、具体的な手法について見ていきましょう。
Instagramを活用したマーケティング手法は大きくわけて5つあります。
当たり前のことではあるのですが、Instagramをマーケティングに活用する以上はInstagramならではの特徴や特性といったものを意識することがポイントになってきます。
これは5つの手法すべてに言えることです。
① Instagramアカウントの運用
Instagramを活用したマーケティング手法としてまず挙げられるのが、Instagramアカウントの運用です。
Instagramのアカウント運用は無料で始めることができ、アカウントの運用によってフォロワーが増えればそれは自社にとっての資産にもなります。
ただし、最初から中長期的な視点が求められます。
Instagramアカウントの運用はInstagramを活用したマーケティング手法のひとつでもあり、他の4つの手法を実践していく上での基本や土台になるものでもあります。
「とりあえずアカウントを作っておく」という考えでInstagramのアカウントを作っている方もいるかもしれませんが、アカウントを作る以上はやはりその目的を明確にしておきましょう。
Instagramアカウントの運用における大まかな目的は、自社についてユーザーに認知してもらうこと、理解してもらうことです。
そのためにも画像や動画を通してサービスや商品の魅力を伝えられるような投稿をおこなっていかなければいけません。
同時に自社の世界観が伝わるような投稿、統一感のある投稿にしていく必要もあります。
こういった投稿を定期的におこなっていくことによって、Instagram上で自社のブランドイメージが確立されていき、それによって投稿に反応するユーザーや自社のファンも増えていくのです。
Instagramへの投稿にあたっては以下のような投稿の種類や機能についても把握しておいてください。
フィード投稿
フィード投稿というのはInstagramにおけるメインコンテンツとなります。
写真や動画をプロフィールのタイムラインに投稿する機能で、削除をしない限りはプロフィール欄にずっと表示されることになります。
フィード投稿は誰でも閲覧ができるからこそ、新規ユーザーにアプローチすることができます。
リール機能
リール機能というのは最大で90秒のショート動画を投稿できる機能のことです。
スマートフォンの画面に縦型で全画面に表示される短い動画で、通常の動画投稿と比べるとフォロワー外のユーザーに視聴されやすくなっていると言われています。
このリール機能についても新規ユーザーへのアプローチに効果的です。
ストーリーズ機能
ストーリーズ機能というのはスライドショーのような形式で画像や動画を投稿できる機能のことです。
24時間後、自動的に削除されるのでユーザーとの関係を構築していくのに効果的です。
フォロワーとのコミュニケーションはもちろん、ストーリーズ機能を通して外部サイトへの誘導も可能になります。
ハイライト機能
ハイライト機能というのは先で触れたストーリーズ機能の投稿をプロフィール画面上に残しておくことのできる機能です。
通常のストーリーズ機能では24時間で投稿が閲覧できなくなってしまいますが、ハイライト機能があることによって24時間以上経過しても投稿を公開したままの状態にできるのです。
プロフィールを見に来たユーザーに投稿を見てもらうことができますし、ストーリーズ機能のときと同じように外部サイトへの誘導も可能になります。
ライブ配信機能
ライブ配信機能というのは文字通り、リアルタイムでフォロワーに対して動画を配信できる機能のことを指します。
一般的には「インスタライブ」と呼ばれているもので、有名人のインスタライブなどがたびたびネットニュースになっていることもあります。
ライブ配信を始めるとフォロワー全員に通知が届くため、フォロワーとのコミュニケーションに活かしていくことができます。
もちろん、投稿だけはなかなか伝わらないこと、伝わりにくいことなどを補足する機能としても活用できます。
ショッピング機能
ショッピング機能というのはInstagramにあるブランドの写真や動画から簡単に買い物ができる機能のことで、フィード投稿やストーリーズ機能を使った投稿などに商品名や価格を記載することでユーザーを外部サイトへ誘導することができます。
購買意欲が高まったユーザーを逃さずに済むでしょう。
※ちなみに、Instagramを活用してのマーケティングということであれば、アクセス解析や連絡先へのリンク設定などができる「ビジネスアカウント」への変更をしておくことをおすすめします。
② Instagram内でのキャンペーン
Instagramを活用したマーケティング手法として定番となっているのが、Instagram内でのキャンペーンです。
アカウントのフォローや特定のハッシュタグをつけての投稿など条件を設けて、その条件を満たしたユーザーにプレゼントといったキャンペーンについては、実際に目にしたことのある方も多いでしょう。
Instagram内でのキャンペーンというのは、大きく以下の3つのタイプにわけることができます。
アカウントのフォロー&キャンペーン投稿へのいいねを条件にしているもの
アカウントのフォローとキャンペーン投稿へのいいねを条件にしているものは、もっともよく見るタイプのキャンペーンかもしれません。
キャンペーンとしてのハードルが低い分、ユーザーにとっては参加しやすいですし、参加者も多くなりやすいです。
アカウントのフォロー&キャンペーン投稿へのコメントを条件にしているもの
アカウントのフォローとキャンペーン投稿へのコメントを条件にしているものは、フォロー&いいねが条件となっているキャンペーンと比べるとハードルは少し上がるかもしれませんが、それでも参加はしやすいでしょう。
キャンペーンと同時にユーザーの声を集めることができるので、その声も今後のマーケティングに活かせます。
アカウントのフォロー&ハッシュタグ投稿を条件にしているもの
アカウントのフォローとハッシュタグ投稿を条件にしているキャンペーンは、写真の投稿などと組み合わせて実施されていることも多いです。
キャンペーンへの応募方法としてはもっともハードルが高くなるのですが、ハッシュタグから他のユーザーを巻き込みやすくもなります。
もちろん、より多くのユーザーに参加してもらえるようなハッシュタグの設定も考えておく必要があります。
ただ、注意しておきたいのがInstagramのコミュニティガイドラインです。
Instagramのコミュニティガイドラインには、以下のような記載があります。
『「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。』
このコミュニティガイドラインを踏まえると、先では条件という表現を使いましたが、実際にキャンペーンをおこなう場合にはアカウントのフォローやキャンペーン投稿へのいいね、投稿に対するコメント、ハッシュタグ投稿を見返りと見なされてしまわないように、条件ではなく、応募方法とする必要があるでしょう。
また、金銭や金券などのプレゼントはNGとなっていますので、キャンペーンで何をプレゼントするのかについてもコミュニティガイドラインを踏まえて考える必要があります。
さらに、プロモーションガイドラインにおいてはInstagram上でのプロモーションには、以下を含める必要があるという記載もあります。
〇 応募者または参加者によるInstagramの完全な責任免除
〇 プロモーションはInstagramが後援、支持、または運営するものではなく、Instagramとは関係がないことの表明
こういったガイドラインを守った上でのキャンペーンを実施するようにしてください。
③ Instagram広告
Instagramアカウントの運用のところでビジネスアカウントへ変更することをおすすめしましたが、Instagramアカウントをビジネスアカウントに設定しておくことによってInstagram広告が利用できるようになります。
Instagram広告はアカウントのフォロワーではないユーザーに広告を届けられるサービスで、ケースバイケースではあるものの、比較的早くに効果を実感しやすい手法でもあります。
Instagram広告にもいくつかの種類がありますので、それぞれの特徴を押さえてうまく活用していきましょう。
写真広告
写真広告は画像と文章を組み合わせてアプローチすることのできる広告です。
Instagramにおいてはもっとも運用しやすく、それでいてオーソドックスな広告と言えるでしょう。
主にInstagramのタイムライン上に表示されることになりますので、ユーザーに違和感を与えにくい傾向にあります。
広告の下にはいろいろなCTAボタンを設置できます。
動画広告
動画広告は動画と文章を組み合わせてアプローチすることのできる広告です。
画像だけでは十分に伝えられない部分も動画にすることでしっかりと伝えられるようになりますし、実際に動きがあることによって訴求力が上げられます。
Instagram上で用意されているエフェクトなども活用していけば、より効果的な広告に仕上げることができるでしょう。
カルーセル広告
カルーセル広告は画像と動画、文章でアプローチすることのできる広告です。
広告1件に対して最大で10件の画像と動画を使うことができて、しかもそれぞれで別のリンクを配置することができます。
スワイプ形式で複数の画像や動画を表示できるようになるので、掲載できる情報量も多くなります。
複数のサービスや商品を紹介したい場合、ひとつのサービスや商品のさまざまな特徴を紹介したい場合などにおすすめです。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は画像や15秒以内の短い動画を表示することのできる広告です。
ストーリーズフィード上に表示されるので、フルスクリーンの画像や動画でアプローチすることができます。
他の投稿に埋もれることなく、確実に目に入るというのが大きな強みになってきます。
ただし、スワイプで別のストーリーズに切り替えられるため、スキップされやすいという側面もあります。
スキップされないように、最初の数秒をしっかりと意識して作り込んでいきましょう。
コレクション広告
コレクション広告はカタログ形式にして表示できるタイプの広告になります。
アイキャッチとなるメイン画像・動画の下に複数の小さな画像が表示され、そこに外部サイトへのリンクも掲載できます。
ユーザーがサービスや商品を発見し、購入するというスムーズな流れを作り出すことができます。
発見タブ広告
発見タブ広告はInstagramのトップページから虫眼鏡マークをタップした先にある「発見タブ」に出せる広告です。
基本的に発見タブというのはユーザーの興味・関心に基づきパーソナライズされて表示されるものなので、自然な形で自社のサービスや商品に関する新しい情報をユーザーに届けることができます。
④ インフルエンサーの起用
Instagram内で大きな影響力を持っているのがやはりインフルエンサーです。
今はこのインフルエンサーにサービスや商品を宣伝してもらうというやり方も、Instagramを活用したマーケティング手法のひとつとなっています。
インフルエンサーにもいろいろなタイプがありますが、基本的には特定のジャンルに特化した配信をおこなっている方が多く、インフルエンサー本人のファンや特定のジャンルに強い興味・関心を持っているフォロワーを抱えているため、拡散力にも期待が持てます。
自社のアカウントだけではアプローチできない層へ情報が拡散されますし、インフルエンサーはInstagramならではの見せ方にも強みを持っています。
ただし、だからといってインフルエンサーであれば誰でもいいというわけではありません。
やはり自社のサービスや商品の潜在的な顧客にアプローチできるようなインフルエンサーに依頼をする必要があります。
そのためにも、まずはInstagram上で自社のサービスや商品と関連するハッシュタグやキーワードで検索をかけ、その中で多くのエンゲージメントを得ているインフルエンサーをリストアップしていきましょう。
その上で、DMでコラボレーションの打診をし、話がまとまったらインフルエンサーにサービスや商品を提供します。
あとはインフルエンサーによる投稿を待つだけです。
Instagramには「タイアップ投稿(ブランドコンテンツ)」という企業とインフルエンサーの関係性を明示するラベル機能がありますので、インフルエンサー起用にあたってステルスマーケティングにならないよう、必ずその関係性を明らかにした上でインフルエンサーに投稿してもらうようにしましょう。
ちなみに、外部のインフルエンサーを起用するのではなく、自社の従業員からインフルエンサーを生み出すというのもひとつのやり方です。
⑤ ULSSASを回す
Instagramを活用したマーケティングにおいては自社からユーザーへの情報発信だけではなく、ユーザーからユーザーへの情報発信についても意識を向ける必要があります。
アカウントの運用やキャンペーン、Instagram広告、インフルエンサーの起用といった手法との相乗効果を狙っていくために、ULSSASを回すという視点も忘れないようにしておきましょう。
「ULSSAS」とは、InsragramなどのSNS上で発生したUGC(一般ユーザーによって作られたコンテンツ)が新たなUGCを生むというSNS時代の新しい購買行動モデルのことです。
U:UGC(認知)
L:Like(いいね)
S:Search 1(SNS検索)
S:Search 2(Google検索)
A:Action(購買)
S:Spread(拡散)
一度このサイクルが生まれるとそれは自動的に回り続けることになります。
自社で積極的に宣伝広告をおこなわなくとも、良いサイクルが続くことになるのです。
ただし、このサイクルの起点となる自社の投稿や広告配信にはしっかりと力を入れなければいけませんし、良質なフォロワーも必要になります。
そのためにも、アカウントの運用やキャンペーン、Instagram広告、インフルエンサーの起用といったものが必要になるのです。
04. Instagramを活用したマーケティング3つのメリット
Instagramを活用したマーケティングにはさまざまなメリットがあります。
特に大きなメリットをここでは3つピックアップしたいと思います。
サービスや商品の購買意欲を高められる
Instagramでは画像や動画を通して、自社のサービスや商品について視覚的にわかりやすく、アピールしていくことができます。
魅力的な画像や動画を投稿すればそこからユーザーが実際にサービスや商品を利用している場面を具体的にイメージできるようになりますし、そうすることで人間の欲を刺激することができます。
Instagramユーザーは「ポジティブな何かをシェアすること」「充実している自分自身をアピールすること」を求めている傾向にありますので、ユーザーが求めているところを満たせるような画像や動画を用意できれば、意識的にユーザーの購買意欲を高めていくことも可能なのです。
購入してもらえる可能性が高い
インターネット上での買い物では複雑な導線をたどる過程で、気持ちが萎えてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、Instagramであればショッピング機能などによって投稿からワンステップで外部サイトに移動することができるので、ほしいものをほしいと思ったときにすぐ購入できるのです。
ユーザーは気持ちが冷めないうちに行動を起こせるので、サービスや商品を購入してもらえる可能性が高まります。
ブランディングがしやすい
Instagramのホーム画面にはそれまでに投稿した画像や動画のサムネイルが一覧で表示されます。
画像や動画のデザイン、色味などを統一することによって、ブランドとしてのイメージを演出しやすくなります。
方針を決めて投稿していくだけでブランディングができるという点もInstagramを活用したマーケティングのメリットと言えるでしょう。
05. Instagramを活用したマーケティングの3つのデメリット
先ではInstagramを活用したマーケティングのメリットをピックアップしましたが、メリットばかりというわけではありません。
Instagramを活用したマーケティングにはデメリットも存在します。
デメリットがあることを理解し、その上でInstagramをマーケティングに活用していくようにしましょう。
成果が出るまでに時間がかかる
Instagramを活用したマーケティングというのは、基本的に成果が出るまでにはそれなりに時間がかかります。
もちろん、Instagramを活用したマーケティング手法の中には比較的早くに効果を実感できるものもありますが、だからといって一朝一夕というわけにはいきません。
基本となるアカウントの運用がある程度できるようになってこそ、キャンペーンやInstagram広告、インフルエンサーの起用といったものも効果が出てくるようになり、ULSSASも回るようになるのです。
最初からある程度の時間をかけるつもりで始めましょう。
画像や動画を準備する必要がある
Instagramにおいては、やはり画像や動画が大きな意味を持ちます。
どれだけ魅力的なサービスや商品であっても、画像や動画でその魅力を伝えられないのであれば意味がありません。
そのため、サービスや商品の魅力を十分に伝えられるだけの画像や動画を準備しなければいけません。
それも他の投稿の中で埋もれてしまわないように目を引くものに仕上げなければいけないのです。
画像や動画について自社の担当者にすべてを任せるのか、外部の力を借りるのか、そのあたりも考えていく必要があります。
40代以降へのアプローチには弱い
Instagramは基本的に若い世代が中心となって使っているSNSになります。
もちろん、最近では中高年のユーザーも増えてきてはいるのですが、Instagramをマーケティングの場として考えるとやはり40代以降へのアプローチには弱いと言えるでしょう。
そのため、40代以降をターゲットとしているサービスや商品の場合にはInstagramを活用したマーケティングでは思うような成果を得られないかもしれません。
06. まとめ
多くのユーザーを抱えているInstagramだからこそ、そこでマーケティングに成功すると大きなリターンを得られるでしょう。
もちろん、Instagramにも向き不向きはありますが、その特徴を理解した上でうまく活用していくことができれば、自社のサービスや商品をより多くの方へ届けることができるはずです。
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